施工事例

築40年の家をスケルトンリフォーム 引き継ぐ家/川西市

よく考える。ていねいに作る。
ポイント解説
・施主様のおじいさまから引き継いだ築40年の本格的な日本家屋のリノベーションを行いました。

・新築当時(昭和50年代)に3人住まい+客間を大きくとる設計だった建物を今回の改修で5人家族仕様にし、土壁+土葺き和瓦で構成され耐震と温熱環境の面で非常に不利な旧来の日本家屋の耐震性能と断熱性能を向上させること、既存の外観意匠を損なわないことが今回のリノベーションの方針です。

・外部の腰板は現在はなかなか手に入らない貴重な物であるため、本工事ではサッシを撤去せずに交換するカバー工法を採用しました。田舎間の日本家屋は開口部が多く、尚且つ大きくとられているため、サッシは断熱性が高いLIXILサーモスⅡ-Hのアルゴンガス入りのLow-eガラスにし、開口部からの熱損失を極力減らせるようにしました。サーモスⅡ-Hでは外部と室内で色を変えることができ、外部の風合いを乱さず、内部では現代的な雰囲気にすることも可能になります。

・断熱材に関しては内部の土壁を撤去するとサッシ工事と同じく外部腰板を痛めることになるため、土壁の上に50㎜のポリエチレン押出法ポリスチレンフォームを設置し、内壁をふかす設計にしました(田舎間であるため基本寸法が大きいためふかしても現在主流の関東間より広い空間が取れます)。断熱材が80㎜のグラスウールと同等のカネライトフォームE-Ⅲを採用することで断熱性が高く、内壁をふかす幅を最小限にすることが可能になりました。

・1F口の間(和室)を無くし階段を架け替えて間取りを変更することで、2Fにひと部屋増設し、LDKと洗面脱衣室を一体的に使用出来るようにしています。

撮影 Pu-rism Photo 松本理恵子
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