クリスマスも終わり、今年の営業も後2日となりました。
年末最終日まで無事故・無災害を目指して頑張ります。
さて、今回の記事では耐震診断と改修工事で見つけた雨漏りの一例をご紹介します。
こちらの住宅は昭和56以前の建物で耐震改修を目的として耐震診断をさせて頂きました。
耐震診断の際に2Fの天井裏や野地裏で雨漏りが確認出来ました。
天井裏雨漏り跡
こちらの住宅は昭和50年代に建てられ、屋根は一度も葺き替えられておらず、土葺きに釉薬瓦が使用されていました。
耐震診断の結果、壁量の不足、壁の配置バランスが悪い事、雨漏りを主として建物が劣化している事が問題として挙げられました。
耐震診断後に補強プランとお見積りを提示し、壁の補強と屋根の葺き替え、劣化部の補修を主として工事にかかりました。
足場設置後に屋根に上がった写真が下になります。
瓦にコーキングがされているのが分かりました。今回の雨漏りの原因はこのコーキングによるものだと思われます。
数年前に瓦が飛ばないようにと瓦にコーキング工事をお願いしたそうですが、そのコーキングが劣化し、のし瓦と平瓦の取り合いの部分で口が開いています。
この隙間から雨水が侵入してい雨漏りを引き起こしています。
また棟瓦とのし瓦の隙間がコーキングで埋められています。
屋根の構造上、瓦の隙間に水が入ったとしても下の瓦の隙間から排水出来る仕組みとなっていますが、
コーキングで隙間を埋める事により、隙間から入ってしまった水が排水出来ず建物の内側に流れ込んでしまう形になっています。
このような屋根瓦のコーキングは雨漏りの原因になっている事例は多くあります。
コーキングによる雨漏り予防は逆に雨漏りを呼び込むことに繋がるため、飛び込み営業等で声掛けされても断る事をおススメします。
今回の工事では自治体の補助金を利用して行われました。
補助金を利用した耐震診断等のご相談は下記お問い合わせフォームからご連絡してください。
記:専務